駅・町情報 |
宇土半島北西部、国道57号線を斜面に沿って登り、島原湾を見下ろす山の中腹当たりに赤瀬駅が位置します。
単線単式型ホームの無人駅で、駅舎は無く、ホーム入り口付近にコンクリートの基礎が残る。線路と駅だけのために道が切り開かれ、切り土となっており、完全山の中の林と一体化しているようにも見えます。駅前には緑以外何もなく、片側一車線にも満たないコンクリート舗装の狭い道を、時折農作業用の軽トラが走ります。
どこへ続くのか分からない狭い急坂をしばし下ると、民家が数件現れます。
民家を通り過ぎると国道に突き当たり、眼下には島原湾が広がります。かつては“赤瀬海水浴場”として賑わっていたようだが、とてもそんな様子は伺えず、海の波より押し寄せる自動車の普及の波にのまれ、多くの車は猛スピードで通過していた。
国道からの入り口は、突如現れる。小さいながらも電柱には駅名の立て看板が設置されているが、何事もなく通過してしまいそうだ。まさかこの急坂の上に駅があるとは思うまい。ちなみに徒歩だと10分程度は掛かります。
周辺に海と山以外は何もなく、この駅の利用者は数件の民家の住人以外いないと言えよう。実際に2〜3本列車を見送ったが、誰1人とも遭遇せず、列車のドアが寂しげに開いていた。
周りの環境から、まさに秘境駅と言えるであろう。
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放送・放送設備 |
遮断機や鉄道信号部品の製造メーカー、東邦電気工業社製のホーンスピーカーから踏切警報音が鳴ります。鳴動時間が長く、約60秒間続き、列車入線と被ります。
鹿児島本線等で導入されている踏切警報音とは多少異なり、鐘の音が弱く、電子音が強調された音色です。また、東邦製のスピーカーを使用している駅は、現在この駅のみで確認しています。 |
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