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石打ダム駅 駅名板


 駅の音

スピーカー:カンノ

2009年度、標準放送の「九州主要簡易版」に変更。
路線 方面 駅の音 曲名(本サイト概要) 機材
三角線 三角・網田・熊本 方面 接近メロディー+放送 (274KB/56秒) 埴生の宿 PCM




 駅の様子

集札箱風景 ホーム風景(三角方面を望む) ホーム風景(宇土方面を望む)
自転車置き場 熊本行き キハ31-13 三角行き キハ40-8126


 駅情報

駅・町情報 宇土半島の中西部、島原湾と八代海の中央に位置する。国道からは遠く離れ、県道すら通っておらず、町道沿いにポツリと簡易的なホームが存在する。周囲は完全に山の中であり、民家は5〜6件ほど。1.5km東に宇土半島の水瓶“石打ダム”が存在している。
駅名から、石打ダムの最寄り駅と連想できるが、ダムへの行くための駅であり、黒部ダムでもない限り、利用者は皆無に等しいだろう。周辺に民家が数件あるが、利用者はほんの僅かにすぎない。設立されたのは、何ともJR化後の平成に入った近代。乗客の見込めない過疎地に何故造られたのかと言うと、“この駅は「三角港築港百周年記念事業」の一環として、町民及び町が一千七百万円の浄財によって建てられたもの”と、駅前の石碑に記されている。


駅が開業したのは1989年3月、この時のダムは完成に至っておらず、3年後の1992年より使用されている。着工したのは1984年とのこと。駅前を静かに流れる“波多川”を上流に辿ると、石打ダムに到達する。度重なる水害防止と、利水目的に建設されており、決して規模の大きいダムとは言い難い。


ダム周辺は、公園や釣り場として整備されているが、休日でも人影はほとんどない。

JR化後に造られた駅と言うことから、北部九州の駅でも見られる骨組みだけの簡素的なホーム。また、外見は駅舎っぽく見えるが、張りぼてに引けを取らない壁一枚構造。外側にはみ出すように、ベンチと窓がそれぞれ2箇所ずつ設置されている。また、自転車置き場も屋根付きで確保されているが、住民が少ない上、激しいアップダウンの山中に位置する、この駅まで自転車を利用する人はいるのだろうか。
ちなみに隣の赤瀬駅までは2キロ弱と以外に近いが、路線敷設上での話。列車はトンネルで結ばれているが、人間が移動する場合は、片側一車線にも満たないコンクリート舗装の超急勾配道路を、クネらせながら往来しなければならないため、時間を要す。むろん、この駅が開業するまでは激しい道を通り、島原湾側に位置する赤瀬駅まで行っていたとのこと。
近代的に造られていると言えども、ここまで不便な立地上、秘境駅として温かく見守ってあげたい。
放送・放送設備 ホームに唯一設置されているカンノ型スピーカーから、接近メロディー「埴生の宿」+簡易放送の「日豊型A」(×4)が流れます。スピーカーの性質上、隠った音になってしまします。1回の放送で約60秒要し、三角方面の列車だと、ホームに到着しても鳴り続けます。
長閑な曲調がこの駅に一致しているとは思いますが、楽器の音が多少不気味にも聞こえます。また、音量が大きいことから、集落の少ないこの地域では、どの家からでも列車の接近音が聞こえるのではと思ったりもしました。


駅住所 熊本県宇城市三角町
開業日 1989年3月11日
駅構造 地上駅
駅形態 単式ホーム1面1線
改札口 -
出入口 1箇所
駅員配置 無人駅
支社名 熊本支社
みどりの窓口 なし
キオスク なし
トイレ あり(駅前の公共施設)
喫煙所 あり
自動改札機 なし
自動券売機 なし
エレベーター なし
エスカレーター なし



(2010年11月13日調査 現在)
(最終更新日 2010年11月18日)

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