駅・町情報 |
宇土半島の中北部、国道57号線沿いに位置し、三角線のほぼ中間駅にあたる。2面2線の相対式ホームを構え、交換可能な駅で、日中は委託業務員が駐在している。赤い屋根の立派な木造駅舎は現役であり、昼夜暗い雰囲気には趣がある。駅舎は上りホーム側にあり、下りホームへは三角寄りの構内踏切を利用して行き来する。跨線橋等の設備はない。
網田にはかつて、幻の陶器“網田焼き”が1792年、肥前の陶工「山道喜右衛門」を招いて作られ、幕府や大名の贈り物として焼かれていました。現在でも駅の東側に焼き釜が残され展示されていますが、稼働や販売は行っていません。
また駅の北側には”御輿来(おこしき)海岸“があり、景行天皇が九州巡幸の祭に、御輿をこの海岸で掲げられたことに由来しています。遠浅で海水浴に適しており、現在では自然公園として整備され、日本の渚百選にも選定されています。
言うまでもなく、今日運行されている「快速おこしき号」の由来も、この海岸から名付けられています。
<2番線に到着した「快速おこしき号」、土休日のみ1往復運行される。“快速”の方向幕は、しっかり使用>
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放送・放送設備 |
どちらのホームにも、UNI-PEXのホーンスピーカーがそれぞれ2基づつ設置されているが、接近等はなく、構内踏切のみ鳴る。
また2番線三角寄りには、カンノ製作所のスイッチが設置されているが、ベルや放送等の因果関係は不明である。
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