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西戸崎駅 駅舎 駅名板


 駅の音

スピーカー:ありません

2009年度、標準放送の「九州主要簡易版」に変更。
路線 方面 駅の音 曲名(本サイト概要) 機材
1 香椎線 雁ノ巣・香椎・宇美 方面 ありません
2 香椎線 雁ノ巣・香椎・宇美 方面 ありません




 駅の様子

改札風景 ホーム風景(香椎方面を望む) ホーム風景(雁ノ巣方面から)
改札横にある待合所 フェンスに覆われ、まさに終端駅 かつての貯炭場・引き込み線跡
石炭積出港跡 市営渡船のりば


 駅情報

駅・町情報 香椎線の起点として、また石炭の積出港として1904年に開業したのが西戸崎駅。国鉄の前身である博多湾鉄道だった当時、志免や久原などの糟屋炭田で採掘された鉱物を、西戸崎の港から運び出す目的で開通・開業。この地の海は、他の場所より水深が深く、大型船でも入港しやすい環境から選ばれた。また後の1900年初期に、西戸崎炭坑が開鉱。多くの人が移り住み、駅西側にある住宅街は、当時の古い面影が残る。
駅南側に位置する住宅街は、近年整備されたもの。この場所にはかつて、操車場や採掘工場、石油関連会社が立ち並び、戦後の閉山まで賑わった場所でもあった。その頃の名残なのか、現在でも南西部に油槽所のガスタンクが多く立ち並ぶ会社があり、黄色いコーポレーションカラーの大型タンクローリーが往来している。
積み出しが行われていたのは、駅南東部の海岸からであり、現在の市営渡船の乗り場付近に位置する。駅終端部の先が海岸線に沿って湾曲している道は、当時の引き込み線跡地と言えよう。また、駅西側の空き地は、当時の貯炭場跡地。ホームからも見える“高層マンション建設予定地”の看板一帯がまさにそれ。


<貯炭場跡地のマンション建設予定地。写真中央左が西戸崎駅>

貯炭場跡地を除けば、炭田工場があった場所は住宅街で整備され、積出港周辺も高層マンションが建ち、また引き込み線跡地には乗馬クラブが1900年代後半に開校され、馬がのんきにパカパカ走っている。
北側の広大な敷地は、旧日本海軍(敗戦後は米軍)基地を国が整備し、国営海の中道海浜公園として1981年に開園。1987年に隣駅の海ノ中道駅が移設されるまで最寄り駅となって、多くの人で賑わった。また現在でも公園西口としては最も近い。

駅舎はコンクリート造りの現代風、JR九州に存在するユニークな列車デザインを手がけている“水戸岡鋭治”氏によるもの。かつて香椎線を走っていたキハ58系の改造車、アクアエキスプレスも水戸岡氏デザインのものである。
ホームは相対式が2本。どちらも西側を向いている非効率的な造りであり、海側の2番線は1日に何度か使用される程度。公園内でのイベント開催時は臨時列車が設定され、スジが増えると2番線を用いて交換が行われている。
だが、少子化・マイカー普及の影響により、臨時運用のダイヤも年々減少し、イベント自体も開催が減ってきている。駅を利用するのは、南側と西側一帯および志賀島の住人が殆どであるが、市内の中心部までには乗換も発生し小一時間程時間を要す。直通バスも毎時出ているが、想像を遙か超える時間が掛かってしまう。地形の性質上、市内中心部へは海を渡ることとなり、直線距離である市営渡船を利用する人もしばし。船乗り場は駅から徒歩数分の場所。市内まではわずか15分で到着するが、毎時1本運行に加え、海が荒れると欠航になるのが難点と言えよう。
放送・放送設備 スピーカーの設置もなく、ありません。


駅住所 福岡県福岡市東区西戸崎
開業日 1904年01月01日
駅構造 地上駅
駅形態 相対式ホーム2面2線
改札口 1箇所
出入口 1箇所
駅員配置 業務委託駅
支社名 北部九州地域本社
みどりの窓口 なし
キオスク なし
トイレ あり
喫煙所 あり
自動改札機 SUGOCA対応(IC専用簡易自動改札機のみ)
自動券売機 あり
エレベーター なし
エスカレーター なし



(2010年10月25日調査 現在)
(最終更新日 2010年11月10日)

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