駅・町情報 |
JR九州発足後、都市部の輸送力増加に伴う取り組みとして1991年3月に開業。九産大前駅や笹原駅同様にホームが骨組みだけの簡素的な造りが特徴。
大牟田市の北端部、有明海の東部に位置しており、大牟田や久留米からのベットタウンとして、周辺は家々に囲まれている。山麓という場所柄、周辺は入り組んだ地形となっており国道からも離れた場所に位置し、人と車の往来が非常に大変なところでもある。また駅周辺には、幅の広い踏切が少なく、東西の行き来にも苦労する。
駅舎写真やホームの写真を見ても分かるが、山麓の傾斜の法面を無理矢理作り出し、完全な切土になっている。吉野駅の場合、地形そのものが原因とも言えるが、JR化後の新駅設置は、需要がある程度見込める場所に強引に造った感のある駅が多く、この駅のホームや駅舎も見ての通りだろう。駅の入り口も、道路から多少奥まった場所に位置している。
駅前にはベットタウンの象徴とも言える、自転車が多く並んでおり、近隣にある数校の学生さん達も多く利用している。また西側の上りホームに隣接する高校のために、専用臨時改札口が設けられており、朝のラッシュ時に開放されている。線路西側に一般の改札口や通路がないのは、やはり言うまでもなく地形の都合上である。 |
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放送・放送設備 |
接近時にメロディー+放送が3回流れます。 鹿児島本線では、JACROS(在来線指令システム)によりほとんどの駅でメロディーは消滅し、放送の統一が行われている中、都市圏を離れたこの地では懐かしの接近メロディー、バッハ作の「パルティータ第1番変長調メヌエット」の2番が流れます。音程違いで近所の“船小屋駅”でも同じメロディーが鳴りますが、当駅のものは多少長く流れるのが特徴です。
昔の電話の保留音や防災無線等で使われていそうなこのメロディーは、2004年の初回調査時より流れており現在に至っています。かつてメロディーの使用されていた“九産大前”“東福間駅”といい、学生さんの多い駅での導入率も目立ちます。
吉野駅の放送は、カンノスピーカーを使用しており、独特の反響音が発生します。。 |
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