従来、「空港線」「箱崎線」で使用されていた放送形態が、ほとんどそのまま引き継がれた。
相違点としては…
・女性放送だけだったが、偶数番には男性放送が導入される(橋本3番は除く)。
・接近時の言い回しが多少異なる。
・発車時に使用されていた“ベル”から“サイン音”へと変る。
…などが大きな変更点となった。 まずはお聞きいただきたい。
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・スピーカー
-ちなみにスピーカーはこんなの。 メーカー不詳の天井埋込式。おそらくナショナル辺りではなかろうかと思うが定かではない。
-全駅統一して使用されている。グレーの天井に調和するように色遣いは合っているため、見つけにくい。
-空港線・箱崎線同様に、常にクラッシック風の音楽が流れる。
-音質はまあまあ。多少ノイズが入る。
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七隈線全駅で使用される(橋本、天神南の一部は異なる)。 上り天神方面は“女性放送”、下り橋本方面は“男性放送”と、JR九州とは逆のパターンとなった。女性放送の声は、空港線・箱崎線と同様だが、録りなおされている。
接近放送では、「ホームドアから離れてお待ち下さい」と新たな言葉が追加され、注意を促す。
また、従来より使用されていた独特なベルは、上下線音色の異なるサイン音へと変更になった。バリアフリーを意識した試みと思われる。
サイン音は単調なもの。耳鳴りを連想させるような音色で、長時間の乗車ではあまり聞きたくなくなる。従来のベルもイマイチ不快なものがある。
中間駅とは異なり、終着・始発駅では多少言い回しが異なる。“回送”のフレーズや案内放送、到着放送などが聞ける。
回送発車時にもサイン音が鳴り、非常に紛らわしい。 また2種類のサイン音は、上下で音色が異なるのではなく、男女の放送で組み合わせている。
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●天神南の場合
天神南駅の先には折り返し線がある。1番線は必ず降車専用となり、回送扱いで折り返して2番線へやってくる。交互に発車させれば?と思うかもしれないが、天神南手前は厳しいカーブでポイント設備が整えなかったと考えられる。
よって1番線に到着した列車は、降ろし終わるとすぐに折り返し線でリバースし、2番線へやってくる。2番線の接近放送は中間駅と同様。 到着後は1分ほど停車し、橋本へ向かう。
発車放送は従来通り、“おまたせしました”のフレーズ入り。
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●橋本の場合
天神南との相違点は、ラッシュ時を除きリバース線を使用しないところ。日中は、1・2番線のホームを交互に利用する。そのため停車時間も長く、2番線の放送例のように平気で“5分”程度停車する。 ではラッシュ時はと言うと、3番線の降車ホームが使用(常時開放はされている)され、折り返し線でリバースし1番線へ入線する。また、折り返し作業中には2番線へ別の列車(天神南からの列車)を入線させ、交互に発車させる。
また、橋本には七隈線の車庫が次郎丸間との間に在り、車庫から出た列車は一端3番線に入線し、折り返し線にてリバースし、1番線へ入線する。 |
自動放送以外にもスピーカーから流れる放送等を扱いました。
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全国どこへ行っても聞けるであろう4点チャイム、俗に言う「ピンポンパンポン」。 他のチャイムでは終わりが下がるタイプもあるが、七隈線では放送の始めも終わりもこの音色。全駅共通で、改札横の駅員詰所より放送している。 |
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禁煙タイムや、○○カード発売中などと言った宣伝や注意を込めた一定期間で流れる自動放送。いつ、どのタイミングで流れるか分からない。七隈線ではこのほかにもいくつか種類がある。 |
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名前の通り、階段やトイレ・出入り口などの何らかのアクションの場所で流れる全国的に言う「ピ〜ン......、ポーン」豪華メロディー版。 七隈線では列車が来たり、人が通行するとセンサーが感知し、鳥のさえずりのような音楽が2分ほど流れる。 主に階段やエスカレーターに設置されている。 |
運転が自動ならば、放送も自動で流れる。運転手は座ってドア開閉の確認と、警笛で注意を促すのが主な任務となる。
放送は、1・2号線とは別の声。どちらかと言うと、JR東日本のE231系の放送声と似ている。 ただし、英語の部分がやたら不自然。駅名など日本語を言い回しているだけ。東京メトロになってからの放送に似ている。
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中間駅から中間駅へ向かうタイプの放送。 とりわけ、空港線・箱崎線と言い方は変らない。「事故防止のため、急停車することがありますので、お足元・お手周り品にご注意下さい」の部分などそのまんま。 |
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中間駅を発車し、次が終着駅の場合の放送。 「本日は福岡市営地下鉄をご利用下さいましてありがとうございました…。」の放送が入り、上の「事故防止のため…」などと言った啓発放送は省略されている。 |
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発車までの時間調整の間、始発駅でしつこく流れる。 この放送も、空港線・箱崎線と言い方は変らないが、英語放送の駅名部分(天神南)が日本語使い回しでかなり変。 |
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日立のVVVFインバーター制御式。ほとんど音がしないので、音マニア的には寂しい車両。おまけに地下鉄の騒音でほとんどかき消される。 ※再生時の「ピピピピピー」の音は、ホームドアが閉まるチャイムです。 |
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2000系でも聞くことので来た「ピンポン〜」の電子2点音。このドアチャイムを聞くと“日立製”だとつくづく実感させられる。 |
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電子音しか設置されていない模様。ホームドア等の安全性から、音量は多少小さ目か。 |
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