■ >福岡市交通局 1・2号線 - 空港線 - -箱崎線-

>関連-七隈線(福岡市3号線)

福岡市地下鉄1号線は、福岡市内の慢性化する渋滞と西部地区の発展の傾向から、1975年に着工されました。当時地上を走っていた「西鉄の路面電車」や「JR筑肥線(姪浜〜博多)」を廃止させ、道路拡張を図り将来への渋滞緩和を試みることが考えられます。開業は1981年7月、現在の室見〜天神間で操業を始めました。翌年には中洲川端・呉服町へ、さらに翌年の1983年には姪浜/博多へと延伸し、地上を走っていたディーゼル筑肥線は九州初の直流電車へと電化され、姪浜〜博多間はルートを変えながらも地下化・相互乗入れ化されました。1986年までに箱崎線・貝塚まで延伸させ、貝塚では西鉄宮地岳線とは平面乗り継ぎで利便性を図った。1993年には博多〜福岡空港が延伸され、全国的に見ても都市の中心部から空港までのアクセスが大変便利な鉄道となった。
基盤が整った後は、社会面や安全面へ力を入れ、全駅エレベーターの設置やホームドアーの設置(空港線)、各社との相互定期券や回数券に積極的に力を注いだ。

←筑肥線を走行する1000系
空港線のJRへの乗入れは、「筑前深江」までとなっている。JR車は西唐津〜福岡空港の全区間を走行する。


 ▼駅の自動放送

開業当初から放送スタイルはほとんど変っていない。女性声は七隈線同様。 1〜3号線共にシンプルな放送形態となっている。
七隈線(3号線)との相違点としては…

・上り下り共に女性放送で統一。
・接近時の言い回しが多少異なる。
・発車時はサイン音ではなく、ベル。

…などが大きな変更点となった。 ベルの音色はかなり特徴的なので是非ともお聞きいただきたい。

・スピーカー

-主にカンノスピーカーが天井にへばりついているが、福岡空港など新駅設置や駅舎の改築の際に写真のナショナルスピーカーに取り替えられている。音質はナショナルが低音が利いており、まぁまぁ良い方。また、地上駅である貝塚や姪浜では川崎型スピーカーの設置となっているが、こちらは音質が最悪。
-七隈線同様に、常にクラッシック風の音楽が流れる。



 標準放送---中間駅

始発駅を含み全駅共通で使用される。 上り「福岡空港」「貝塚」方面は奇数番線、下り「西新」「姪浜」「筑前前原」方面は偶数番線となる。
中間駅では主に島式1本のため、のりばは上り下り共に1線ずつ以下のような放送となる。始発駅などで、ホームが多数な場合は下のページで紹介する。

1番のりば 接近放送 福岡空港 (44KB/09秒)
1番のりば 接近放送 貝塚 (39KB/07秒)
2番のりば 接近放送 姪浜 (42KB/08秒)
2番のりば 接近放送 中洲川端 (43KB/08秒)
2番のりば 接近放送 西新
2番のりば 接近放送 筑前前原 (41KB/08秒)
2番のりば 接近放送 筑前深江 (46KB/09秒)
2番のりば 接近放送 西唐津
1番のりば 発車放送+ベル (44KB/09秒)
2番のりば 発車放送+ベル (45KB/09秒)

行先を言う程度で、放送は至って単純。七隈線では上下で男女の声を用いているが、初代1・2号線は女性声オンリー。
発車ベルが極めて特徴的、奇怪な音色は全国どこさがしてもここだけ。



 姪 浜 - めいのはま

地下鉄開業時、また相互乗入れ時に高架化された駅。とても別会社とは思えないほどスムーズな乗入れが行われる。
ホームは2面4線、上りが1・2番線、下りが3・4番線となる。2番・3番線は回送または折り返し専用となる。4番線は筑肥線(乗入れ線)専用、1番線は筑肥線からの乗入れや始発列車も存在する。
スピーカーの位置が極めて高い、JRの博多駅並みであるが、音質は姪浜の方が劣悪。ホームに立っているだけでノイズが聞こえる、なかなか無い一品。川崎型を使用しているんですけどね。

姪浜 1番のりば 接近放送・福岡空港 (42KB/08秒)
姪浜 1番のりば 発車放送・福岡空港 (65KB/13秒)
姪浜 2番のりば 発車放送・福岡空港 (63KB/12秒)
姪浜 3番のりば 接近放送・回送 (36KB/07秒)
姪浜 3番のりば 到着放送 (109KB/22秒)
姪浜 3番のりば 発車放送・回送 (54KB/11秒)
姪浜 4番のりば 接近放送・西唐津 (41KB/08秒)
姪浜 4番のりば 案内放送・西唐津 (85KB/17秒)
姪浜 4番のりば 発車放送・筑前前原 (60KB/12秒)




 西 新 - にしじん

西新始発の列車があるため、標準放送に加え以下のような言い回しが加えられる。
始発は貝塚行きのみで、発車は1番線から。終点の場合は2番線で降車させ、藤崎方へ進みリバースして1番線へ入線する。
中間駅で、後続の列車の関係からか始発・終点共に停車時間が短く、放送にも表れている。

西新1番のりば 案内放送・貝塚 (82KB/16秒)
西新1番のりば 発車放送・貝塚 (58KB/11秒)
西新2番のりば 接近放送・回送 (36KB/07秒)
西新2番のりば 到着放送 (92KB/18秒)
西新2番のりば 発車放送・回送 (53KB/10秒)


 天 神 - てんじん

西鉄大牟田線との乗り換えがあるため、上下線共に到着放送がある。接近・発車放送は標準同様

天神・到着放送 (37KB/07秒)
※放送は七隈線開業前のもの


 中洲川端 - なかすかわばた

福岡市交通局唯一の二段構造駅。この駅で空港線と箱崎線が上り方向へ分岐する。上層階(1・2番線)は箱崎線、下層階(3・4番線)は空港線となる。天神を過ぎると分岐点があり、行先によって分かれる。ちなみに博多方面からの箱崎線の乗入れは出来ない。
1番線は貝塚行きオンリーで空港線からの乗入れや始発列車がやってくる。2番線は西新行きや姪浜行きがある場合、そのまま乗入れとなる。また箱崎線には、貝塚〜中洲川端の折り返し運転も行っているので、貝塚方からやってきた回送列車は2番線へ入り、天神方の折り返し線でリバースし、1番線へ入線後、貝塚へ発車となる。 箱崎線で1・2番線を使用しているので、下層階の空港線は3・4番線となり、「3番線の福岡空港行きの放送」はこの駅唯一のものとなる。

中洲川端 1番のりば 到着放送 (65KB/13秒)
中洲川端 1番のりば 発車放送・貝塚 (59KB/12秒)
中洲川端 2番のりば 到着放送・回送 (205KB/42秒)
中洲川端 3番のりば 接近放送・福岡空港 (46KB/09秒)
中洲川端 3、4番のりば 到着放送 (51KB/10秒)
中洲川端 4番のりば 接近放送・筑前深江 (44KB/09秒)
中洲川端 4番のりば 発車放送 (46KB/09秒)




 博 多 - はかた

JR線との乗り換えがあるため、上下線共に到着放送がある。接近・発車放送は標準同様

博多・到着放送 (33KB/06秒)


 福岡空港 - ふくおかくうこう

空港線の終着駅、全てが折り返しとなり回送は無い。 島式1面2線の構造には列車が交互にやって来る。
JRの車掌乗務車両のみ発車ベルを鳴らす事があるようだが、ほとんど聞いた事がない。珍しいファイルとなった。

福岡空港 2番のりば 到着放送 (129KB/26秒)
発車ベル+発車放送・西唐津 (140KB/28秒)
※音量注意




 貝 塚 - かいづか

箱崎線の終着駅、全てが折り返しとなり回送は無い。 島式1面2線の構造には列車が交互にやって来る。 西鉄宮地岳線との乗り換えがあるが、空港線のようにJRとの乗入れはない。乗り換えには、改札を出て数十歩で宮地岳線との乗り換えを平面で行っているので、乗り換え効率はかなり良い。線路を繋げればいつでも乗り入れOK!と言った感じだが、実現までには先が長いようだ。
スピーカーは姪浜同様のシステム、音質劣悪に高い位置。

貝塚 1番のりば 到着+案内放送 (145KB/29秒)
貝塚 1番のりば 発車放送・姪浜 (60KB/12秒)
貝塚 2番のりば 到着+案内放送 (150KB/30秒)




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